転職活動を行うための実績作りが主体の第10巻でしたね。
本当に実行するとなれば伝手やコネが欠かせないのは確かですし、必要な行動だったと思います。
これに巻き込まれているように見えるドレイク中佐は堪ったものではありませんが。
そして、劇場版については大迫力のひと言に尽きます。
ターニャとメアリーの空戦は見物でしたし、全体を通しても戦闘シーンには特に力を注がれているように感じました。
やはり、こういった作品は音響を肌で感じられる場所で見るものですね。
幼女戦記の発売日は?
2019年2月20日に第11巻の発売が予定されているようです。
劇場版が公開された2月8日にKADOKAWA ホビー書籍編集部のTwitterで告知されました。
既にAmazonにも登録されていて、予約受付中であることを確認しています。
そして、第12巻が店頭に並ぶのはいつ頃でしょうか。
次の表を参考に予想してみました。
巻数 | 発売日 | 間隔 | 目安 |
第01巻 | 2013年10月31日 | – | – |
第02巻 | 2014年05月31日 | 7ヶ月 | ○ |
第03巻 | 2014年11月29日 | 6ヶ月 | ○ |
第04巻 | 2015年06月29日 | 7ヶ月 | ○ |
第05巻 | 2016年01月30日 | 7ヶ月 | ○ |
第06巻 | 2016年07月30日 | 6ヶ月 | ○ |
第07巻 | 2016年12月28日 | 5ヶ月 | ◎ |
第08巻 | 2017年06月30日 | 6ヶ月 | ○ |
第09巻 | 2018年01月12日 | 7ヶ月 | ○ |
第10巻 | 2018年09月29日 | 8ヶ月 | ● |
第11巻 | 2019年02月20日予定 | 5ヶ月 | ◎ |
(◎=早、○=普、●=遅)
発売の間隔は平均して約6ヶ月半といったところでしょうか。
劇場版の影響なのか第10巻はやや遅れ気味でしたが、第11巻で挽回するようですね。
少し気が早いですが、第12巻の発売日を予想すると2019年の8~9月頃になりそうです。
幼女戦記のネタバレは
第11巻では、幼女が暗躍します。
戦争を続ける愚かさは誰の目にも明らかなので、レルゲンが講和派としてイルドアに飛んで懸命の外交折衝を行いますが、失敗した場合の予備計画を巡ってルーデルドルフ大将が暗躍します。
ところが、これ異を唱えたゼートゥーア大将は、『障害物は排除されねばならない』と必要の女神に奉仕するといった内容になるようです。
第10巻の後書きには次巻から新展開を示唆するような部分がありましたので、いささか停滞気味だった物語がこうやって動き出すみたいですね。
あの『存在X』がターニャの転職活動を快く受け入れるはずがありませんし、これからも泥船の帝国にきつく縛り付けられることでしょう。
そして更にこの先、第12巻では、前巻で暗躍した結果が反映されるとは思いますが、やはり『存在X』の介入や周囲とのすれ違いによって頭を抱えるターニャの姿が想像できます。
現状では戦争に勝っても負けても帝国の未来は暗いので、灯となる何かを探すような展開になるのかもしれませんね。
幼女戦記のあらすじ
戦争の最前線にいるは幼い少女。
金髪、碧眼そして白く透き通った肌の幼女が、空を飛び、容赦なく敵を撃ち落とす。
幼女らしい舌足らずさで軍を指揮する彼女の名はターニャ・デグレチャフ。
だが、その中身は、
神の暴走により幼女へと生まれ変わることとなった日本のエリートサラリーマン。
効率化と自らの出世をなにより優先する幼女デグレチャフは、
帝国軍魔導士の中でも最も危険な存在へとなっていく?―。
※エンターブレインより引用(https://www.enterbrain.co.jp/product/mook/mook_bungei/213_other/13393801.html)
上昇志向が強く、他者を顧みない冷徹なサラリーマンとして辣腕を振るっていた主人公は、会社の覚えめでたく出世街道をばく進していたものの、リストラした元同僚による逆恨みが原因となって命を落としてしまいます。
この瞬間に時が止まり、主人公曰く『存在X』と称した何かとの邂逅を果たしました。
そして、神を信じていない主人公に対して『存在X』が憤慨し、信仰心を抱かせるために戦乱くすぶる異世界へと誘われます。
今までエリートサラリーマンの日本人としての人生を歩んできた主人公は、転生先では孤児であり、性別すら異なるターニャ・デグレチャフという赤子に転生させられてしまうのです。
その後、見た目は可憐な少女でありながら、中身は元エリートサラリーマンに育ったターニャは、この世界でも生前から持つ合理的な考えと才能を見事に発揮し、幼いながらも士官学校へ進み、キャリアを積み重ねて多数の部下を得ることになります。
そうした主人公の希望としては、戦果を挙げて後方勤務となり、比較的安全な場所と地位で順風満帆な人生を送ることを目標としていましたが、度重なる『存在X』による介入によって頭を悩ませます。
それでも、国境付近のライン戦線に魔導部隊として投入されたターニャは見事な戦果を挙げました。
以後も、軍部からの指令を合理的な考えで忠実に対処していくと、大変に勇ましいとの高い評価を受け、更に危険な任務や作戦を受ける結果となってしまいます。
こういった互いの思想ですれ違いを起こすというコメディな一面を持ちながら、残酷な戦場を描かれるという濃厚な物語となっています。
まとめ
原作小説やマンガ版は好調な売れ行きで、アニメ版でターニャ役を務める悠木碧さんが歌う『Los! Los! Los!』の評価も高く、またファンの多くは紳士的なことでも知られています。
原作小説は非常に特徴的な語り口であるためか、好き嫌いがハッキリと分かれるようですが、ハマる人はドップリとのめり込める作品です。
同志諸君からすれば、アニメの構成に疑問視する声を寄せられるかもしれませんが、十分な出来映えであることは売り上げが証明していますし、関連グッズよりも原作小説が売れるという珍しい現象も起こりました。
Arcadiaで連載されていたWeb版は完結していても、書籍版は設定やストーリーが変更されていますし、劇場版として2年越しの映像化が行われた『幼女戦記』は、まだまだ目が離せない存在ですね。